新校長、本間真理先生からのメッセージ
「先生、まだ居るの」と卒業生から言われることもあります。40年以上も日本語教師を続けて来たので無理もありません。なぜこんなに長くバンクーバー日本語学校に関わっているのだろうかと改めて考えてみました。
こどものくには2歳から始まるので、高校卒業まで15年も関わる生徒達の成長を見ることが出来るのは大変幸せです。実際本校で学んだ生徒達が、色々な方面で活躍していることを知り、私の影響は皆無だと知りながらも嬉しく思っています。
宿題が嫌だ、漢字が嫌だと言いながらも本校に通った生徒が、自分の子どもに日本語を学ばせようと通わせていることも嬉しいことです。
また、かつての教え子が大人になり、無報酬であることを承知で現在理事になっています。本当に嬉しいことだと自慢したくなります。本校の教育信念が実っていると確信しています。
創立118年の今、戦前の方々がどんな思いで本校を再開させ維持されて来たかを実際に関わられた方から伺う機会もありました。私が本校教師になってからも、多くの無報酬理事の活躍、何度となく訪れる財政難を切る抜けるために、奔走された方々を見て来ました。
また、人目につかない所で掃除や、ごみ捨てなど献身的に活動されてきた方々を見て来ました。長年に渡り、図書室や、教師研修などに力を注いでくださる方々も見て来ました。現在でも保護者は勿論、すでに卒業した生徒の保護者もボランティアで関わってくださっています。
卒業してからも、在校生のクラスボランティアとして手伝ったり、お母さんと一緒にキッチンでお手伝いをしたりしています。本当に長い間、多くのボランティアによって支えられてきた本団体を見て来ました。本当に素晴らしいと誇りに思います。
生徒達の成長、教師間の楽しい思い出もこの学校に関り続ける理由だと考えますが、なんといっても長年に渡って多くの方々によって支えられている本校に関われることを光栄に思います。
それが、いつまでも本校に関わりたいと思う理由だと思っています。
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